自民党国会稲門会
自民党国会稲門会
最近の国会議員たちの中には、余りにも近視眼的で思慮のない発言をすることが気になります。早稲田大学校友会から当稲門会経由で案内があり、自民党国会稲門会「早稲田を語る会」(2015年6月15日(月)大隈記念大講堂)に参加してきました。 若手?自民党議員の中にはどのような人物がいるか知りたいのと、またアメリカで津波防護壁を研究している同窓生がおり、日本側で頼りになる代議士はいないものかと、一寸だけ期待感を持っての参加です。
以下は私個人の参加感想です。 瀧本幸男
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参加者は一般OBが多めに数えても100人そこそこ、駆り出された体育系学生も数十人(うち昨日の大学野球大会で優勝した野球部員が十数人)で、大隈大講堂は閑散とした状態。
登壇者は案内チラシ裏に記されたお歴々です。
かつて代議士数ではNo.1を誇った早稲田出身者の数ですが、現在の議員数は東大卒が第一位(130人?)、慶應卒が第2位(80人?)、第3位に早稲田卒(70人?)と低下しており、何とかこの順位を挽回するべく、現役学生に向けてハッパをかけること(亀岡よしたみ議員挨拶 S53教育卒)が今日の目的でした。
ハッパをかけるのであれば、もっと勉強しろとか、こういう分野の勉強や活動も必要だとかと言うのかと思いきや、次々と登壇する議員殿はみな口をそろえて、自分の学生時代は勉強などせず遊んでばかりいた・・・
山本有二(S52法卒、衆)氏は一浪して入学し、遊び過ぎて留年も一年あり、結局2年無駄飯を食ったが、奥島ゼミでどういう訳か皆に気に入られ、雄弁会で鍛えてもらったのが良かった。それで選挙で代議士に当選した。
内閣官房副長官の世耕弘成氏(S61政経卒)などは、軟弱テニス同好会を組織し、また週5日は合コンに費やし、遊んでばかりいた!などと″自慢げ″に吹聴する始末。
4時半までの登壇者6人では、唯一人下村博文文科相が、「世界的なスポーツで金メダルを獲得する」ためには、小さい時から大きな目標をもち続けること、若い人は今からでも遅くないから大きな目標を持ってほしい、また早稲田も国内のGlobal Universityに選定されたのであるから、世界の百位以内を目指してほしい。と述べていただけ。
パネルディスカッションになると、3人の若手パネラーは自分の学生時代の部活の話、勉強しないでも如何に要領よく試験に通ったか(避けたか)、卒論の要領、就職面接の要領、など・・・ 勉強も要領よく、(世渡りも要領よく???)・・・ということ?
まだこれらの講演の後に、十人ほどの講演や挨拶があることになっていたが、バカらしくて会場を退出しました。
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ということで、下村文科大臣以外には国政を預けるに足る代議士諸先生は見つかりませんでした。
米国在住の友人には代議士の代わりに東北大学の研究室を私から紹介したところ、そちらを通して研究資金の申請をすることを検討したいといっています。(以上)